日本での自粛生活

どーも。まっつんです。急きょケニアから帰国して、早いもので2か月が過ぎました。ケニアのことをなかなか発信できませんが、今回は帰国してからの生活についてまとめてみようと思います。もちろん隊員によって過ごし方は全然違うので、あくまで「私の自粛生活」についてですけどね。

名古屋での自粛生活

帰国後の2週間自主隔離を終えて、無事に名古屋へ帰還。やっと帰ってきたという実感が湧いてきました。しかし不要不急の外出は控えなければいけないので、友人との再会などの帰国後のお楽しみはひとまずお預けとなりました。

そして1週間後、国の緊急事態宣言が全国へと拡大されました。帰ってきたけど身動きが取れない、そんな感覚でした。3密を避ける生活とは言うものの、スーパーへ買い物に行けば当然人がたくさんいるわけで、何が良くて何がヤバいのか正直判断ができない状態でした。結果、なるべく家から出ない生活にシフトしていきました。

で、家で何をするか

一時帰国中にやることはたくさんある。と言っても家ではオンオフの切り替えがとっても大変で、こういう時にいかに自分を律することができるかよくわかりますよね。私の場合は、いかに自分を律することができないかがよくわかったわけですけど。笑
で、とりあえずこの2か月あまりで取り組んでいることは…

・語学学習

活動言語である「英語」を勉強をしよう!と意気込んでいましたが、思ったようにははかどらないですねぇ。自宅にいることがほとんどなので、この機会にオンラインレッスンでも受けてみようかと思って、どの会社がいいかな~と相当な数の会社を調べていたら、なんか満足してしまいました。体験レッスンは何度か受けてみましたが、結局申し込みには至らず今はセルフレッスンで英語を磨いています。

続いて生活言語の「スワヒリ語」も勉強しよう!と意気込んでいましたが、こちらはもっとはかどらないですねぇ。まずレッスンを受けるという環境がないので、自分で復習したり、ケニアにいる同僚にお世話になったりしながら、なんとか忘れないように踏みとどまっている状況です。でも、こないだケニア隊のメンバーと話してて気づきましたが、どうやら全然踏みとどまれていませんでした。これはヤバい。再赴任に向けて気合いを入れ直した次第です。

そして「中国語」も勉強しよう!と意気込んでいます。というのも、ケニアに派遣される前に在籍していた高校で中国語の授業を担当していたので、後々職場復帰することを考えるとやっておきたいなと思ったんです。ケニアには中国人がたくさん住んでいるので、首都ナイロビに上がった時には話をする機会があるのですが、やはり使わないとものすごい勢いで忘れていきますね。これまたヤバい。ということで気合いを入れ直した次第です。

―言語習得は、忘却との闘いである。―


という、訓練所で聞いた言葉を思い出しました。ガンバリマス。

・活動の振り返りや発信など

世界中のJICA海外協力隊員が全員一時帰国中ということもあり、多くの隊員が情報発信やコラボ企画など、様々な取り組みを行っています。先日、小学校教育で派遣されている同期隊員から連絡があり、小学生向けに簡単な活動紹介を作ってほしいという依頼がありました。6年生が対象ということで、聞くところによると授業でJICA海外協力隊を扱っているのだそうです。そこで、世界中で活動している隊員から活動紹介を集めたら、それはまさに生きた教材になる。JICA海外協力隊ならではの取り組みですよね。どんな感じが6年生向けにちょうど良いのかわかりませんが、こんな感じに仕上がりました。

そして、これまた小学校教育で派遣されていた別の同期隊員から、授業で使える写真集のための素材提供を依頼されました。これも全世界が活動場所というJICA海外協力隊ならではの企画。ということでケニアでの生活や活動の様子がわかる写真をいくつかピックアップしてお渡ししました。(写真はこれまで当ブログで紹介してきたものが中心なので、ここでの紹介は省略させていただきます。) 高校での国際理解教育にも役立てられそうな企画、大変素晴らしいと思います。完成したら使用させてもらえるとのことなので、完成が待ち遠しいです。私が以前教材として使用していたデータはけっこう古くなっていたので、タイミングも最高です。

その他、私自身の活動のまとめを始めたところです。順調にケニアで活動していたとしたら、今頃はちょうど折り返し地点ですかね。これからの活動が本格的な支援へと移行する時期だったので、今すっごくモヤモヤしてますが、まだ戻れないと決まったわけではないので、再赴任に向けてしっかりと準備を進めていきたいと思います。

・体力づくり

せっかく自分を見つめ直す時間があるので、これまで以上に集中してトレーニングに励んでいます。マスクを着用していればランニング可能とのことなので、念のため人の少ないルートを選んで走ったり、自宅で筋トレや縄跳びなどをやっていますが、日本に帰ってきて気付いたことが一つ。「心肺機能がレベルアップしている」ということです。これには正直驚いています。
赤道直下のケニアですが、標高が高いこともあり世界中からマラソンランナーが強化トレーニングのためにケニアにやって来ます。そんなケニアで週に2・3回ランニングをしていただけの私が、まさか強化されていたなんて信じられませんよね。しかも私が住んでいたのはトレーニングが行われている高地ではなく、標高は1,000メートル程でしたが、それでもある程度の効果はあったということでしょうか。

ケニアにいた頃、5キロ走る際には1キロ5分30秒~50秒くらいのペースで走っていましたが、現在の私はなんと1キロ4分40秒~5分で走れています。しかも距離を伸ばしても同様に、しかも気持ちよく走れているのです。なんとかこのまま維持したいですが、どうなんでしょう、このまま日本にいたら戻っていくものなのでしょうか。よくわかりません。このあたり、詳しい方がいらっしゃいましたら是非教えてほしいです。

ということで、今回は私の自粛生活をチラッと紹介いたしました。気になるケニアの状況や私の新しい取り組みなど、近いうちに紹介できればと思います。

それでは、まだまだ厳しい状況が続きますが、皆さまくれぐれもご自愛ください。
Tutaonana Baadaye!

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MatsubaraYoshihide

愛知県名古屋市出身。高校商業科教員が現職教員特別参加制度でJICA海外協力隊に参加しています。 現在はケニア西部のマセノでPCインストラクターとして活動中。ケニアンライフをバシバシ発信していきますよ~!

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