スワヒリ語の猛特訓とチャイ

どーも、まっつんです!今回は語学訓練のことを書こうと思います。現在私たちケニア隊は首都ナイロビでスワヒリ語の猛特訓を受けています。語学学校で学ぶのはたった12日間なので、まさに1秒も無駄にできませんね。

ケニアへ来る前、JICA海外協力隊への参加が決まった後、私たちは福島県二本松市にあるJICA訓練所で70日間の派遣前訓練を受けていたわけですが、そこでは語学学習をはじめ開発途上国で生活するために必要な知識や心構え、ボランティアとしてどのように地域と関わっていくのかといった様々なことを学びます。
私の場合は英語が訓練言語でしたが、同じケニア隊の隊員でも英語ではなくスワヒリ語が訓練言語という人もいます。ケニアの公用語はスワヒリ語と英語なので、ボランティア要請内容によって訓練言語が違ってくるわけです。例えば私の配属先は日本でいうところの高校なので授業はすべて英語です。なので訓練は英語。そうではなく、英語はほどほどに基本スワヒリ語で活動する隊員はスワヒリ語の訓練を受けるという感じです。なので、ケニアに来てからの語学訓練は私のようなビギナーと、すでにある程度話せるエキスパートに分かれて授業が進められています。

ケニア流授業の洗礼

語学訓練が始まり、日本との違いも多く色々と考えさせられます。事前に情報収集していたことですが、ケニアの授業スタイルは基本的に超詰め込み型。先生がガンガン板書し生徒はひたすらノートに書いていく。ある日の授業はこんな感じでした。

先生「さぁ!今日は形容詞をやるぞ!」
 (はーい)
先生「高い、低い、大きい、小さい、きれい、汚い、良い、悪い、長い、短い、新しい、古い・・・」
 (1回発音して書く)
先生「よし!ホワイトボードが埋まったし、これくらいかな」
 (まだ書き終わってない)
先生「よし!じゃ見ないで言ってみろ!」
 (・・・)

これが毎日続くのであります。いや~ほんと大変。
ついていくのに必死です。最初の数日間は頭パンク寸前でした。ところが自分でも驚いているのですが、このスタイル意外と効果ありだなと思っています。このやり方だと詰め込んだものをなるべく忘れないように復習しますよね。もしこれがのんび~りした授業で、少ししか単語出てこなかったら確かに教えてもらった単語は覚えるかもしれないけど、私きっとそれで満足してしまいます。つまり短期間である程度理解できるようにするためには良い方法なのかなと。こればっかりは人によりますが少なくとも自分には合ってるかな。おかげで(?)挨拶や自己紹介、買い物や病院でのやりとり等々を話せるようになってしまいました。それもたった9日間で。

お楽しみはチャイタイム

とは言えさすがに疲れます。朝から2時間詰め込まれたら、30分のブレイクタイムがあります。ケニア人にとってブレイクタイムはチャイタイム。コーヒーではなくチャイ。砂糖をたっぷり入れて飲んでいるケニア人を横目にストレートで頂きます。あっという間の30分が終わるとまた2時間の授業。そしてようやくランチ。そして最後にもう1時間。ふぅ、これで語学学校の1日が終わります。

ケニア流授業を受けていると、のんびりしたケニア人のライフスタイルとは正反対なのが興味深いですね。近年はケニア政府としても学校教育改革に力を入れているようで、これまでの詰め込み型がどのように進化していくのか、このあたりの話はまた今度。

ということで今回は語学学校のお話でした。さっそく覚えたスワヒリ語を使って買い物にでかけようと思います。値段交渉どこまでできるかな~

Tutaonana Baadaye!

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MatsubaraYoshihide

愛知県名古屋市出身。高校商業科教員が現職教員特別参加制度でJICA海外協力隊に参加しています。 現在はケニア西部のマセノでPCインストラクターとして活動中。ケニアンライフをバシバシ発信していきますよ~!

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